売上原価率が上昇したら、詳細な原因分析を

 粗利益率は売上高の成長に見合った成長を示すことが望ましいのですが、売上動向には問題がなく粗利益率が急激に低下するなど異常な兆候がみられる場合には、それは売上原価に原因があると判断しなければなりません。この場合には売上原価の分析が必要です。売上原価率は売上高に占める売上原価の比率(売上原価÷売上高)として示されます。

 売上原価率が異常に上昇している場合には、当期仕入高または当期製造原価もしくは期首・期末の在庫高に異常が認められるはずです。商品や材料の仕入先の変化や仕入価格の動向、人件費の動向、生産現場の稼働状況、商品・製品・仕掛品・材料など在庫の動きについての詳細な原因分析が必要です。

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