中2女子が起業し社長に、デキる子どもの育て方

成績上がらない生徒に営業

 中山そらさん、14歳。偏差値68以上の高校生が、高校受験を控えた中学生に家庭教師として勉強を教える「ハイカテ」(highkate.com)の代表。つまり、そらさんは「現役中学生社長」なのだ。

 そらさんがハイカテを開業したのは、昨年11月のこと。それからわずか4ヵ月で、月商は既に60万円を超え、売上高純利益率も6割という“超優良企業”へと成長を遂げている。株式会社は満16歳にならないと立ち上げることができないため、今はまだ個人事業の扱いだが、既に渋谷税務署に届け出も済ませている。

 そらさんは、受験が目前に迫っているのに一向に成績が上がらない、勉強する気が起きないといった生徒の情報を同級生から得ると、「生徒募集中!」のチラシを持って直接営業をかけたり、学内外の友人や知人のネットワークを駆使して営業したりして、瞬く間に10人を超える生徒を集めてしまった。

 今年3月には、うわさを聞きつけた父兄向けに説明会を開き、ハイカテ代表として、「受験を終えたばかりの高校生講師は、現役受験生に一番近い存在だからこそ、親身になって教えられる」と、熱弁を振るった。

同級生や知人に、「アルバイトするなら、家庭教師はどうかなぁ」と声をかけ、講師として麻布高校(偏差値75)や慶應義塾高校(偏差値74)といった名門校の生徒を確保することに成功している。

育った背景には、両親の影響が大きい。

 母親の理加さんは、若い頃から、数々のメディアに取り上げられてきた実績を持つ女性起業家だ。女性で初めて、タクシー業界や飛行機業界に参入し、飛行機会社を経営したときには、20億円の負債を抱えるという怒濤の人生を生きてきた。

 父親の英俊さんは、大学卒業後、投資会社JAFCOに就職。さまざまなベンチャー企業を発掘し、今は企業財務に精通する投資家だ。そらさんが幸運だったのは、起業家を両親に持つという、日本では極めて珍しい家庭環境に育ったことだろう。

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